闇のパープルアイ 5 感想・原作比較

闇のパープルアイ 5 感想・原作比較



曽根原が倫子の妹、舞子に目をつける場面は

コミックスにも載っていますが、あまり詳しくは書かれていません。

(1巻160ページ)


倫子が豹の姿で捕獲されてしまう場面もドラマだけのシーンです。


そして曽根原が舞子を拉致するのですが・・・


私はドラマを見ながら

曽根原が慎也のところへ

舞子を預かっていると電話をかけた時

思わず心の中で叫んでいました。


倫子!

家へ電話をかけてお父さんに話をしなさい!

舞子が曽根原の所へ行ったと!

曽根原が舞子を預かっていると電話をかけた時点で

誘拐、拉致、監禁罪が適用されるから!

今なら、変身の事は黙っていられる。

舞子を拘束したという事で曽根原を捕まえる事ができる!



と思っていたのですが、もう一度コミックスを読むと


倫子は家には電話をかけています。

(1巻163〜165ページ)



ただ、自分のせいで舞子が連れて行かれたと混乱している倫子。



無理もないと思うが、慎也と一緒に舞子のところへ行く。



もし、ここで警察が介入していれば

舞子の拉致だけで一応罪の立証、

曽根原の社会的抹殺は出来たはず。


なぜなら、仮に曽根原が変身人間の事を話しても

誰も相手にせず、曽根原教授と同じ運命になる。

そんな事は曽根原自身が絶対にしないはずだから。


でも、これで終わったらストーリー的に面白くないと言うのも

事実なんですけど・・・



コミックス版では舞子は曽根原の隙を見て

庭へ逃げ出すのですが・・・そこでは・・・


曽根原が飼っている犬に襲われて舞子は死亡します。

(1巻185〜191ページ)



ドラマでは曽根原の家にある特殊水槽で溺死します。



そして倫子は舞子を曽根原の家から別の場所に移すのですが・・・


私はここでも言いたい!



倫子は無理でも、慎也、そこで警察を呼べ!



曽根原の家に特殊水槽があって、傍で舞子が溺死した時点で

曽根原の罪は立証できる!



倫子が裸の理由だって

曽根原にいろいろ・・・と言い訳すればいい!



このコミックスが連載された時代には携帯等無かった。

ドラマが作られた時代も携帯はまだ一般的ではなかった。


でも、曽根原の家に電話はあったはず。



なぜ、信也!

あなたは倫子が舞子を別の場所に移すのを黙ってみていたのか?



コミックス版では

倫子は舞子をそっと埋葬し、

お父さんに舞子はここに埋めたと置手紙を残します。

(2巻4〜45ページ)



ここでも、曽根原の家の敷地内で犬に襲われたとなれば

曽根原の立場は非常に悪くなる。

そして、倫子が自分で埋葬となれば

倫子は死体遺棄罪を問われる。



見方によっては、曽根原と倫子が共謀して舞子を・・・

と解釈される恐れもある。


だから、慎也、なぜすぐに近くの家に電話を借りに行かなかったのか?




この話の中では突っ込みどころ満載なのです。



ただ、人間、そういう極限の状況に追い込まれて

冷静に警察!

救急車!


と行えるか?


これはかなり微妙だと思うのも事実なのですが

自分の身を守るために、頭の片隅においておく必要はあるでしょう。




と、ここまで書いて・・・



昔、どこかのドラマか、映画か・・・



信じていたはずの警察やその他の政府機関が全て乗っ取られて

全てが敵になると言うような物を見たような気がするのですが・・・




闇のパープルアイ (1-12巻 全巻)

【中古】CDアルバム 闇のパープルアイオリジナルアルバム2 

【中古】CDアルバム 闇のパープルアイ オリジナルアルバム 


★闇のパープルアイ★関連商品