ツバサ・クロニクル 19 1/3

ツバサ・クロニクル 19 1/3


生きるカクゴ。




ごめんなさい。

私と小狼くんが始めて会ったのっていつなの?
もしかして小さい頃から知ってて
本当は、凄く
凄く大切な人なんじゃ・・・!



姫!



今、なんのお話
してたのかな?

そう、ごめんなさい
って言いたくて・・・






小狼くんはわかっていたのかもね。
こうなるって事を。

それでも、やるって決めたことはやるんでしょう。
彼は。






いつか、羽根が全部戻ったら
小狼くんの事も思い出せるよね?
きっと。



その思い出におれが居なくとも
必ず羽根は取り戻します。






猫の目。



あは。






時の向こう
風の街へ
ねぇ、連れて行って
白い花の
夢、かなえて

時の向こう
風の街へ
ねぇ、連れて行って
白い花の
夢、かなえて

甘い指で
この手を取り
ねぇ、遠い道を
導いて、次のあなたの傍へ

その歌声さえない昼下がり
目覚めて二人は一つになり
幸せの意味を初めて知るのでしょう。






地龍・陣円舞(ちりゅう・じんえんぶ)!!






その歌声さえない昼下がり
目覚めて二人は一つになり
幸せの意味を初めて知るのでしょう。
連れて行って。






へ。



さすが、黒さま。



なんか、足が変みたい。
でも、このくらいじゃ死なないから。



ぁ・・・



死なないんじゃなくて
死ねないんだろ?
おまえは。



ぁ・・・



おれは、おれを倒そうと
向かってくるやつは
殺る。(やる)

生涯、守ると決めたものを
奪おうとする奴も
殺る。(やる)

今までどれほど倒してきたかも
覚えてねぇからな。

綺麗ごとなんざも言う気もねぇ。
だがな・・・

まだ命数尽きてねぇのに
自分から生きようとしねぇやつが
この世で一番、嫌ぇなんだよ。



じゃぁ、オレ
きみの一番嫌いなタイプだね。






ファイさんたち遅いね。



はい・・・



あ!
帰ってきた!



お邪魔します。



おう!
お客さんだ!



いらっしゃいませ!



ぁ・・・!



おまえが、ちっこいわんこか?



う・・・あ!
はい・・・



おまえ、強いんだってな?



いけません!
竜王



小狼くん!



ぁ?!



聞いたとおりじゃねぇか!
久しぶりに本気、出せそうだぜ。

行くぜ!

海龍・・・

うわっ!
う・・・



え?
あ・・・