ツバサ・クロニクル 13 3/3

ツバサ・クロニクル 13 3/3



おれは・・・
姫を信じます。



ぁ・・・



ありがとう。






それじゃぁ、姫
おやすみなさい。



小狼さん
さくらさん。



ぁ・・・



申し訳ありませんが今夜から皆さんの部屋に
鍵をかけさせてもらいます。



え?



街の人たちから言われたんです。
心配ないと説得してはみたんですが・・・



ぁ・・・



わかりました。






わたしは雪を見たことが無いだろうって
ファイさんは言ってたけど
私の記憶は全て戻っていないから
これが始めてのことなのかもわからない。

居なくなった子供たちは寒さで震えているかもしれない。
金の髪のお姫様を見たのは
私だけだし・・・
また、何かおこるかもしれない。

頑張って起きてなきゃ!



あ!



金の髪のお姫様!






早くみんなに知らせないといけないのに!



ぁ・・・



子供たちが!



あ!






この道は・・・






やっぱり子供たちはお城に?
でも、どうやってあの河を?



ぁ・・・



水の上を
歩いている!



ぁ・・・



ぁ・・・
どうしたの?
私・・・
駄目!
今・・・
ぁ・・・






あなたが来るのを
ずっと待っていました。
長い長い間
ずーっと。






あ!



さくらが・・・
居ない・・・



よそ者どもは居るか!



ぁ?



どうかしたんですか?



また子供たちが居なくなった!
今度は5人もだ!



なんですって?



おい、娘はどうした?



それが、さくらちゃんも姿を消しちゃって・・・



きっとあの娘が犯人だ!



伝説のせいにして子供をさらったんだ!



まさか・・・
そんなはずは・・・



そいつらをとっ捕まえろ!



ちょっと、いきなりは
ひどいね。



なに?



獲物むけんなら
そっちにもそれなりの覚悟があるんだろうな。



ひゅー。
黒さま、素敵!



イエイ!



ファイも小狼もかっこよかった!



そりゃ、どうも。



おれたちは事件とは無関係です。



つっても、信じちゃくれねぇだろうがな。



当たり前だ!
子供たちが見つかるまで
おまえたちが一番怪しいことに変わりは無い!



探します。



な!



子供たちがなぜ?
そしてどこへ消えたのか?
それに・・・
おれの・・・
大事な人も。






小狼くん・・・