ツバサ・クロニクル 6 1/3

ツバサ・クロニクル 6 1/3


泣かないナミダ。



きゃぁ〜!!!



ぁ!
これって・・・



何やってんだ?
プリメーラ



笙悟くん!



めきょ!



ある!
羽根が、すぐそばにある!



おまえ、強いだろ?
腕っ節とかじゃなくて・・・
ここが・・・

だから、おまえと
やりあってみたかったんだよ。

巧断でな!



わかりました。

その申し出・・・
受けます。



おまえら、手ぇ出すなよ。



ほぅ!



レディ・・・

ゴー!



危ない!



ぁ!



かっこいい!
小狼くん!



あいつも、素直だけがとりえの馬鹿じゃねぇようだ。



どうしていきなり
あんな技を使えるようになったんだろうね?



おまえのバトルを見て
戦い方のイロハを学んだんだろ。



そうかな?
小狼くんってまだ子供だけど
いろいろあったのかもね。
彼にも・・・



ぅ!



笙悟くん!



すげぇ!
ここまで吹っ飛んだのは初めてだぜ!

まじで強いな。
小狼
なんでそんなに強いんだろうな?



やらなきゃならない事があるんです。



なるほど。

おまえら、ちょっとどいてろ。



ほぅ!



セット!



ぁぅ!



ゴー!



笙悟の馬鹿!
バトルに夢中になると
見境がつかなくなっちゃうんだから!



あー!!
ぁ?



小狼くん・・・



ぁ!



ぁっ!



小狼くん!
すごい!

外国から来た人なのに・・・
この国の人じゃないのに・・・
もう、あんなに巧断を使いこなして!

それなのに・・・
僕は・・・

僕も・・・強くなりたい!
小狼くんのように!
強く!

ぁ!



危ない!



きゃぁーー!!



やべぇ!



ぁ!

え?

た・・・
助かった・・・



いやーん。



だめだ・・・
一人で逃げちゃ駄目だ!
僕だって・・・



僕だって、強くなるんだ!



大丈夫だよ。
僕につかまって。

ぁ!



危ない!



ぁ?



冗談だろ?



あ、あれは・・・



いやー!!!



あれ、正義くんの巧断だよね?



何でもありって、限度があるだろ?



めきょ!



あった!
羽根!
さくらの羽根は、この巧断の中!



そうか!
見つけたぞ!