イリヤの空、UFOの夏5 感想・原作比較

イリヤの空、UFOの夏5 感想・原作比較



原作版の4巻、夏休みふたたび と 最後の道
が入っています。

無表情だったイリヤがここでは なかなかいい感じ。

一時的でも基地の仕事から解放されているから?
なんて思ってしまう私です。


ここまでの話の中で、イリヤは待機中に薬を大量摂取され
その副作用で鼻血を出したり・・・

それを感じさせる椎名の台詞がありましたが
そういう意味では5話では激しい発作もおこさず
つかの間の休息という感じです。


しかし、それも長くは続かず・・・


浅羽がコンビニへ行っている間に侵入者。

アニメでは侵入者にイリヤが乱暴されそうになり・・・


という感じで話が進みますが
小説版では少し違った展開になります。


通常では原作支持の私ですが、この部分だけはアニメ版のほうが好きです。


なぜなら、イリヤは浅羽には心を許しているように感じますが
通常はかなり警戒心が強い。
それを考えると、アニメ版のストーリー展開のほうが
自然に感じます。


侵入者に乱暴されそうになり、イリヤは懸命に何もなかったのだと主張。

浅羽はどう対応したら良いかわからない。


何事もなかったかのように振舞う浅羽。


イリヤはアニメには出てきませんが実際は浅羽より1歳年上。
という事は中3?

浅羽は中2。


女の子は早熟ですし、こういう問題には無頓着な浅羽。


イリヤは、本当は浅羽に話をちゃんと聞いて欲しかったのでは?

でも、浅羽にそれを求めるのは無理。



浅羽は夜の線路でイリヤを傷つける最大の言葉を言ってしまう。

そしてイリヤの心は壊れる。



若さゆえの過ち。

しかし、その一言では片付けられない。



その後の浅羽を見る限り、

君は君なりによくやったよ。


私は彼にそう言いたい。



そして、おばあちゃんの家に電話をして・・・

これもある意味良かったのだと思う。

浅羽君、きみの年齢では無理なこともたくさんあるから・・・


さて、いよいよ最終話です。

ここで榎本から聞かされる話になるのですが・・・

個人的にはこの5話に私は逃避行と名づけていたりします。






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