イリヤの空、UFOの夏3 感想・原作比較

イリヤの空、UFOの夏3 感想・原作比較



この第3話は学園祭の準備から学園祭の終わりまでです。

原作では2巻に書かれています。

アニメはアニメで楽しめるのですが

今後の話しの展開として非常に重要な部分がいくつか

画像で表現されています。


後は、ニュースの様子から危険な匂いもするのですが

そんな事は他人事と言わんばかりの学園祭です。


ただ、アニメと原作の小説とを読み比べて

両者共に重大な設定ミスを感じています。


それは浅羽は中学2年生という設定。


中学生ではここまで自由度の高い学園祭は行われません。

高校生、または中高一貫教育だとどうなるのか???


息子(現在中3)に話したら

彼はてっきりこの学園祭を高校の学園祭と思い込んでいました。



高校の学園祭でもまずいのに、中学校という設定で

ちょっとまずそうな気配がいくつか・・・



そしてもう一つ。


この作品をわかりにくくしている決定的な問題は

シャナなどを見ると

悠二役の人がナレーションをしていたり

おのおのが、心の声を表現していたり。


しかし、このイリヤに関しては

全てが会話で話が進められます。


ナレーションも、各自の心の声も出てきません。


学園祭1週間前に浅羽が下駄箱を開き

そのときに晶穂にイリヤは登校しているのか?

と聞かれます。



浅羽は彼女がこの日、登校していることを知っていた。

なぜなら、浅羽の下駄箱の中に何かが入っていたから。

初回は猫、そして入部届け。


それ以来、イリヤに聞けば否定をするが

イリヤが登校すれば浅羽の下駄箱に何かが入っている。


配り物のティッシュとかガチャポンのカプセルとか。



原作ではこの描写があるのですが

アニメでは浅羽が下駄箱をあけ、文化祭直前には

イリヤは学校に来なかった。(これなかった)



そして、浅羽は今日も来ていないとため息。


そして文化祭当日。



ミスコンの発表の時にいっせいに鳴るポケベル。


基地の人間は来てしまったか・・・という対応。

しかし一般人はニュースで一部を聞くがあまり実感の無い様子。


浅羽がイリヤの電話を受け

指定された場所へ自転車を走らせる。



おそらく、学園祭に参加できないイリヤのために

榎本が計らってくれたのでしょう。


手をとる事は無いけど二人で踊るフォークダンス


原作では浅羽が気づかず、耳元で榎本に上を見ろと言われた気がして・・・

とあります。



おそらく榎本は浅羽の虫に声を飛ばしたのでは?


この回は微妙にわかりにくい場所もあるけど

上手にアニメにまとめたなって感じです。




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