灼眼のシャナII 13 1/3

灼眼のシャナII 13 1/3


収束、そして兆し。




悠二の封絶が銀色であった事に困惑するシャナたち。
さらにヴィルヘルミナの旧友にして
零時迷子本来の持ち主、フィレスの生存も判明する。
不穏な空気もよそに清秋祭初日も最高に達する。
だが、その時ついに、フィレスが姿を現した。






悠二!



そんな・・・



あの色?



こいつはとんだお客さんだぜ。



私よ。
ヨーハン。



は。



いかん!



悠二が
壊される!



そんな・・・



正気覚醒。



どうして?



正気覚醒。



なんだ?このともがら(従)は?



そこから出してあげる。



わかる・・・
僕は絶対に・・・消される。



今すぐ。



悠二!駄目!!



うっふふふふふ。



これ!マージョリー



はははは。
見つけた!
私の・・・
私の全て!



マージョリー



なぜ・・・



正気覚醒。



どうして?



正気覚醒。



殺す・・・
殺す!殺す!殺す!



無理は承知です。
ここは止まって頂きたいのであります。



ヴィルヘルミナ



弔詞の詠み手は万条の仕手に任せるのだ!
それより彩飄を!



ヨーハン・・・
もう二度と・・・
離さない・・・



うわぁ・・・



さぁ・・・
来て・・・



待て!



うわぁー!



悠二!離れてて!



彩飄フィレス!
まず話を聞け!



フィレスの気配がわからない!



自在法、インペルナだ。
この中で奴の攻撃を察知するのは不可能。
肉眼で捕らえるより無い。






大丈夫か?



あぁ。
おい、この封絶・・・



佐藤。



マージョリーさん。



姐さん!



吉田さん!しっかりしろ!



ありがとう。
これって一体?



わかんねぇ。
とにかく、ここは危ない。



街へ。
田中!



姐さん・・・
どうして学校で?
俺たちの事、見えてないのかな?



たぶんな。



とにかく、ここはやばい。



姐さんがあんなふうになったのは?



この・・・



あぁ、たぶん。



銀?



姐さんがずっと追ってたともがら(従)なんだ。
全てを賭けて。
でも、カルメルさんが止めているように見えるけど・・・



なぜ?



さぁ。



どうした?



この銀の炎を持っている奴
あの銀は何処に居るんだ?



それは、一番最初に襲ってきて
こんなふうにした奴じゃ?



違う!
そいつの炎はあれだ!
ほかの誰かだ。
襲ってきた奴じゃない、誰か。
あいつだ
あいつしか・・・



おい、わかったのか?



いや。



くそ。
あいつはいつもあっち側で
俺は・・・



あんな所で戦ったら・・・
姐さん、駄目だ!



田中、よせ!



姐さん!



あ!