灼眼のシャナII 10 感想・原作比較

灼眼のシャナII 10 感想・原作比較


悠二が初めて封絶を張り、銀色だった。

これは小説版では清秋祭前夜ということになっています。
そしてその時、ヴィルヘルミナも同席しているのですが
アニメ版では、ヴィルヘルミナはフィレスが生きている事を知り
調べるために出張中(?)です。

小説版ではフィレスとヴィルヘルミナが行動を共にしたのは
わずかな時間(瀕死のヴィルヘルミナの怪我が癒えるまで)
となっているのですが、(SII参照のこと)
アニメ版ではもう少し長い時間となっています。(後日放送)

つまり、アニメ版で、ヴィルヘルミナがフィレスの健在をしるのが
この話であるのに対し、
小説版では、ヴィルヘルミナの登場時には既に
フィレスが健在の事を知っており
いずれ、零時迷子を追ってくることも予測できたために
ヴィルヘルミナはフィレスと戦うのを避けるために
ミステスである坂井悠二を破壊しようとします。



悠二の炎が銀色という事がわかった時
アニメでは近衛史菜(このえふみな)が体調不良を理由に
坂井たちとの登校を避けるようにしたのは
偶然ではなく、意図的なものを感じています。

なぜなら、近衛さんと執事さんの手首にあるブレスレットが
非常に気になった私です。
(事実、この後に・・・。ネタバレになるのでここまで)



そして朝から坂井家の様子を伺う男性の脚。
これが父、貫太郎の帰宅なのですが
この場面は小説版IXと同じです。
ただ小説版では、早朝、
シャナは鍛錬という名目で悠二を棒で叩き
ヴィルヘルミナは千草さんと話をし、
貫太郎はその後の二人を尾行になっています。


アニメ版でも小説版でも書かれていないのですが
貫太郎の職業は?
海外長期出張中という設定なのですが・・・

しかも尾行はプロらしい。
困っている人を助けるのが仕事という。
謎の多い人物の一人と思う私です。



学園祭で使う衣装の布も
小説版では、ヴィルヘルミナが何を勘違いしたのか
大量に買ってきてしまい、それを学校へ寄付(?)という展開ですが
アニメ版では悠二のお母さんがしまってあった物を
シャナと吉田さんが取りに行っています。



ただ、ヴィルヘルミナ坂井悠二を破壊しようとした場面は
第1期にありますが、その後小説版では
シャナが、ヴィルヘルミナなんかだいっ嫌い!
と叫び、ヴィルヘルミナは弔詞の詠み手の所へやけ酒を飲みに行く。
このシーンがアニメではカットされているのが非常に残念に感じた私です。




灼眼のシャナII DVD4巻

灼眼のシャナIX

灼眼のシャナSII


★灼眼のシャナ★その他の商品