灼眼のシャナ21 3/3

灼眼のシャナ21 3/3




ほっとけばいい!






あの時から様子がおかしかった。

僕を壊す事を考えていたから?
そうだよな、結局フレイムヘイズにとって
僕はミステスでしかない。






私は悠二を・・・






信じているのであります。






あ。



よ!
おまえが気になるって言うからさ、見に来た。



あの飾りがおとなしく燃えてくれりゃぁ問題なしってとこか。



うん。
たぶん僕の思い過ごしだと思うんだけどね。



ぁ。



坂井君。



おい、なんだ?
あのメイド?



平井ちゃんもいる。



シャナ。



確かにあのミステスの着眼点は良いのであります。
一度使われた物は見過ごしがちでありますから。
念のため完全消滅するまでは見届けるのであります。



おう!!



大丈夫そうだな。



うん。



あ!



警戒。



まさか・・・?



お、おい。



自在式だ!



何も感じなかったのに。



どういうことだ?



もしかして燃える事が自在式のスイッチになっていたのかも?



同じだ!
あの時と!



ヴィルヘルミナ
あの自在式の上に何かが来るはずよ。



何かとは?



あの時は飛行船だったけど。



封絶?!



わ、わぁ〜!



なんだ?
ありゃ?



あれは?



まさか・・・



何なの?



星黎殿。



バルマスケの本拠地であります。



逆理の裁者。



ベルペオル



久方ぶりだねぇ。
天壌の劫火。
それに、万条の仕手。
さすがのおまえたちでも
二重の仕掛けには気づかなかったのかい?
おやおや、フレイムヘイズってのは血の気が多いねぇ。



あれが、バルマスケの・・・



ベルペオル
これほどの仕掛けが世界にどれだけ影響を与えるか
わからぬおまえではあるまい。



この程度で大掛かりとは
ぐぜ(紅世)に名だたる天壌の劫火も落ちぶれたもんだねぇ。
これからが本当の大掛かりってやつさ。
まぁ、じっくり見物をしよ。
今にここは存在の泉になる。



存在の泉?
まさか!



そのまさかさ。



何という事を。



妙であります。
わざわざ無駄口を叩きに現れるような奴では・・・






零時迷子。






迂闊。
狙いは零時迷子と知っていた物を。



破壊。



ヴィルヘルミナ
駄目!



ふ。



千変。



相変わらず鋭いな。



おーっと、ミステス。
おまえに用があるんだよ。



渡す前に破壊を!



あっ!



シャナ!



ミステスをかばったのか?
物好きだな。



うっ。
シャナ!
シャナーーー!



なぜ?



悠二・・・
どうしていいかわからないから・・・