灼眼のシャナ18 3/3

灼眼のシャナ18 3/3




お姉ちゃん、どうしたの?
どこか痛いの?



シャナ。



悠二・・・



悠二。



悠二!






これは・・・



うむ。



あぁ、これは・・・



儀装の駆り手。
おまえたちだったのか。



うむ。
久方ぶりじゃのぉ。
天壌の劫火。



あなたたちもこの自在式に・・・
ぁ。






マルコシアス
この滅茶苦茶な自在式、やな予感がするんだけど。



あぁ、探耽求究 ダンタリオン
あのいかれた教授に違いねぇ。
しっかし奴の気配が全然ねぇんだがなぁ。



これはますます玻璃壇だよりかもねぇ。
急ぎなさいよ、啓作、栄太。






田中の奴、どこへ言ったんだ?
はぐれたのか?






おがちゃん、なんだよ?
頼むよ、俺 急いでんだ。



駄目、さっき一緒に居た女の人のこと
教えてくれなければ放さない。



だから、ただの知り合いだって。



ほんとに?



あぁ、今それどころじゃないんだ。
放してくれよ。



ぁあ!誤魔化してる。
嘘なんでしょ?



ちょ、おがちゃん、怒るぞ。
なんでそんな事、急に言い出すんだよ?



だって・・・
気になるから・・・



とにかく、俺、急いでるから。



気になるんだもん!



ぇえ?!



気になるよ・・・凄く・・・



だから何でだよ?



田中栄太が好きだから!
だから気になるの!
文句ある?!






坂井君がトーチ。
坂井君が・・・






吉田さん・・・
いったい誰がこんな物を?






気をしっかり持て。
ともがら(従)の攻撃が始まっているのだぞ。



うん、ごめん。



あぁ、先ほどの続きですが・・・
この自在式は歪みを大きくしているようですね。
このままでは、この街は修復不可能なほど大きな歪みに飲み込まれます。



いったい何のためにそのような?
対策はあるのか?



あぁ、調律を始めればいいんですよ。
必要なマーキングは終わらせました。
後は街の正しい姿をイメージできる協力者がいれば。



うむ。
実はそれにもあたりは付けているのじゃが
ちと手間取ってなぁ。
吉田一美というお嬢ちゃんじゃ。



ぁぁ。



知っているのですか?
あぁ、彼女についていた気配はあなたたちの・・・
彼女が来れば直ぐにでも調律を始められます。



わかった。
私が連れてくる。



大丈夫か?



大丈夫。フレイムヘイズの使命はちゃんと果たす。






苦しい。






そろそろフレイムヘイズたちが邪魔を始める頃ですねぇ。
ドミノ?わかってますかぁ?



はい、第2作戦に取り掛かりますです。






うわぁ〜!



封絶!






おがちゃん。
ごめん!
急すぎて、俺 返事はすぐに出来ないけど・・・
とにかく後で迎えに来るから。






佐藤!
なんで封絶の中で動いているんだ?!
だめだ、何とかしなくちゃ。
何とか。
できるか?






いやぁーー!



ゆかり・・・ちゃん・・・?






坂井!?



佐藤!こっちだ!



坂井!?なんで?!






さぁ!盛り上がってきましたよー!
これからどうなるか、たーのしみですねぇー!



ハイでございますでーす。