灼眼のシャナ5 3/3

灼眼のシャナ5 3/3




目的?



私はそれを果たす自在法をあみ出した。
その実行に必要な存在の力を集めている。
そのために生きている。
私はいずれ来たるべき物をこの目で見たい。
この手で触れたい。
確かめたいのだ。



それでこの街のトーチを?



弱った者をつんでいるとは言え
同じトーチであるきみはいい気分がしないだろうがね。
もっとも長居するつもりは無い。
厄介なやつらに追われている身だ。
それに私の行動を歓迎していない者もいるからなぁ。






さぁ〜、
始めましょうか。
ぶっとばすわよ!マルコシアス



OK!
殺すぜ!壊すぜ!食いちぎるぜ!!



私のトーチを食い散らかすやつを知って居るようだなぁ。



あいつは私たちの獲物だって言っているでしょ!
クソ野郎、ラミーは!

今度は避けられないわよ。



ラミー。
屍拾いラミーか。



だったら どうだってのよ。



どうせこれで、終わりだ!!



火避けの指輪、アズュールよ!



なんだと!?



逃げる気?



遊んでいる場合では無くなったんでね。



私がおとなしく逃がすとでも思う?



防がれた。
何なのよ!!






どいつも、こいつも!!



どうしたんですか?
姐さん?



酒よ!!
今すぐ酒がたくさん飲めて
静かで私が騒いで眠れる場所、教えなさい!!



そんな、無茶・・・



あ・・・






聞きたいことも聞けた。
そろそろお別れだな。



あ、



どうしたね?
もらった情報の代価程度なら質問にも応じよう。



質問ってほどじゃ。
ただ・・・
そうやって一つの目的のために生きるって
どんな気持ちなんだろうって思ったんだ。

いや、別にいいんだけど。
それじゃ、僕は。



きみは自分の存在が消えるということに何も感じないのかね?



僕のことを忘れてしまう人々の中で
シャナって言うずっと覚えててくれる子に出会えたから。
それで・・・



だが、今の君は坂井悠二として生きていると言えるのか?
私にはトーチにしか見えない。



所詮トーチのおまえなんかに・・・



質問を変えよう。
きみはずっと覚えていてもらえると言ったが
本当にいいのかね?

覚えていてもらえるきみが、今のきみで。



私がきみを喰わなかったのは
きみのトーチの灯りがまだ、強い輝きを持っているからだ。



きみに一つ教えよう。
この街で密かにおきている危機についてだ。
それをどういかすかは、今あるきみが決めるといい。



フリアグネがよからぬ事を計画している。
この街を滅ぼしてしまう、みやこ(都)喰らいという仕掛けだ。



街が滅ぶ?!



何もかもが消滅する。
きみ自身も、きみにかかわった全ての物も。
何もかもが消える!






なぜ、ミステスから距離をとる。



知らない。






二人のフレイムヘイズだけでなく
屍拾いラミーまで。
予定変更だ。

少し早いけど計画を実行に移すよ。
マリアンヌ。



ご主人様。






あいつが、なんだって言うのよ!



わかった。



所詮はすぐに消えるトーチなんだから。



ミステスの
坂井悠二を壊す。