ツバサ・クロニクル 16 3/3

ツバサ・クロニクル 16 3/3



ぁ・・・






はぁ!



待って!
大会はもう終わる頃よ。
今から行っても遅いわ。



キリファさん!



お見事だったね。
小狼くん。



はい。



でも・・・



ん?
なんだ?



聖なる宝物を渡してもらおう。



ん・・・



何言ってんだ?
てめぇ。



嫌だって言ったらどうなるのかな?



ん?



ん?



ぁ!



ちからづくで奪うまでだ。



ぁ!



えい!



さくら!
小狼が!



キリファ・・・



とりゃぁ!



逃げ道ねぇぜ。
さぁ、どうする?



ぁ!



わぁ!
そう来る。



えぃ!



ぁ!



とぉ!



ん!



えぃ!



ぁ・・・



これを。



いいのか?



はい。



ふん。



強いんですね。
小狼さんって。



キリファさんも。



いいえ。
小狼さんは・・・



ぁ・・・



本当に心が強い人です。



ぁ・・・

はい。






良かった。



小狼
改めて感謝する。



いえ、お礼なんて・・・



そのお宝ってオレたちが持っていても
全然意味ないしね。



聖なる宝物とは
古代の神官が使っていた
祈りの道具だったんです。



お!
そうだ、白饅頭!
そもそもてめぇが羽根だとかぬかすから
こんな事に!



モコナ、羽根だって言ってないもん。
羽根に似た波動だって言ったんだもん。



屁理屈言うな!



黒ぽんはね
試合で失格になったのを根に持って
モコナに八つ当たりしてるんだよ。



ふーん。
意外と心の狭いやつだね。



てめぇら・・・
いい加減にしろ!



わぁ〜!
逃げろ!



こらぁ!



あはは。






またね。



バイバーイ!



またね。



ありがとう!



一つ、聞いていいか?



何?



なぜあの時、お前は遺跡に入ったんだ?



ある人と
結ばれたいと願ったから。



ぁ・・・






わぁ!
二人がラブラブだ!



まずは、めでたし、めでたし
ってとこかな?



でも、本当に良かったよ。
あのお宝がさくらちゃんの羽根じゃなくて。



ぁ!



そうだったら戦うしかなかったろうな。
どちらかが倒れるまで。



ぁ・・・