×××Holic 12 2/3

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ひまわりちゃんと隣になりたかったよ!



九軒なら向かいの部屋だろ?



お向かいより、お隣のほうがなんかいい感じなんだよ!



違いがわからん。



おまえには一生わからねぇだろうよ!



じゃぁ、わからんでいい。



むかつく!!






あなたは気づいてくれたかしら?
私に気づいてくれたかしら?
ねぇ・・・
あなた・・・
私は・・・ここに居るの。






はぁ、美味かった。



お肉の焼き加減
絶品だったわよ。



ひまわりちゃん
おかわりは?



おなかいっぱい。
ありがとう、四月一日君。
本当に美味しかったよ!



いやぁ〜
そんなぁ!



おかわり。



お前は食いすぎだっつーの!
いったい、いくつ食うつもりなんだ!






ねぇ、あなた。
私はここに居るの。
ここに居るのよ。
気づいて欲しいの。
あなたを待っている私。






はぁ。
食後のシャンパンもいいわね。



美味い!



はははは。
そりゃ良かったですね。
運んできたかい、ありましたよ。

はい、ひまわりちゃんには
シャンパンのシャーベット。
ちゃんとアルコールは飛ばしてあるからね。



ありがとう。



ひまわりちゃん!
可愛すぎる!



こっちにもよこせ。



こっちは可愛くねぇ!



さて・・・
明日に備えて早めに休みましょうか?



そうですね。
四月一日君。



ん?



せっかく来たんだもの。
明日、一緒に泳ごうね?



は・・・

うん!



おやすみなさい。



おやすみ!






一緒に泳ごうね?

一緒に泳ごうね?

一緒に泳ごうね?






おい・・・



って、おれの幸せメリーゴーランドに
割り込むな!

な・・・なんだよ?



助けて
って言え。



なんでじゃ?

こんくらいの片づけで
なんでおまえに手伝ってもらわにゃいかんのだ?



あほ。



な・・・
明日の朝飯
おまえの分だけ作んねぇぞ!
こら!

こらぁ!






待ってるの。
私はあなたを・・・
あなたの好きな青い色のドレスを着て
あなたが来てくれるのを待ってる。
あなたにして欲しい事があるから。
待ってるの・・・
待ってるの・・・
待ってるの・・・
待ってるの・・・

待ってるの。






ぁ?

なんだ・・・気のせい・・・

じゃない!



隣から?

ぁ・・・



でも・・・



ここって行き止まりだよな。



行き止まりなのに
なんでこの壁ずっと続いてるんだ?
まるで、もう一部屋あるみたいに・・・

ぇ!

アヤカシか?
その感じは・・・

いや、どっちにしても
もし、ひまわりちゃんに何か危害を加えるような物だったら・・・



あいつになんか頼らなくても一人で行けらぁ!



ドアらしき物は無い。
あの引っかく音はなんで聞こえてくるんだ?

うわぁ!



つ、続いてる!



ドア?



わぁ!



ぇ・・・



ここからだして
ここからだして
ここからだして



うわぁ・・・