灼眼のシャナII 21 3/3

灼眼のシャナII 21 3/3





おっぱじめるわよ!



派手にいくぜ!



なに?!



現れたのは、おっかさん!



雌のガチョウを捕まえて!



やおら、背中にまたがれば!



お月様まで、ひとっ飛びぃ!



な、なんだと?



ハハハハハハ。



後は任せたのであります。



悠二。



なんでもない!



告げても良かったのだぞ。
我は干渉しなかった。
単身、イェーガー(捜索猟兵)を討滅し
ヴァンデラーの存在に気づいたのみならず
殺し屋、サブラクの正体を看破。
あます、撃退の策まで。
坂井悠二・・・
零時迷子のミステス。
いつの間に、かく大きな存在となっていたのか?



終わったわね。



あぁ、ようやくな。



我々の勝利であります。



無念昇華。



終わったのか?



良かった。






心配かけてごめんなさいね。



本当に、もう大丈夫なんですか?



えぇ、すっかり。
吉田さんとシャナちゃんのおかげね。
それからカルメルさんの。
よろしく伝えておいて。



僕は?



さぁ、どうかしら?






じゃぁ、また。



うん、ありがと。



吉田さん!



ぁ。



また、怒らせちゃうかもしれないけど・・・
もう一度だけ、謝らせて。
言ったよね。
僕はこの街を出て行かなければならない。
だから、吉田さんには甘えられないって・・・
でも、違うんだ。
それは・・・
その時の気持ちは全然・・・



この街を守る。



ぇ?



守るために戦っている。
そう言った時の坂井君・・・
私が良く知っている坂井君でした。



吉田さん・・・



ぁ。



悠二。



シャナ。



鍛錬、今夜からまた始めるわよ。



うん。



そうだ、シャナ。



ん?



あの時、なんて言おうとしてたの?
サブラクを倒す前、ビルの上で。



な、なんでもない!



でも・・・



何でもないったら、なんでもない!



シャナ!



うるさい!うるさい!うるさーい!