灼眼のシャナII 16 3/3

灼眼のシャナII 16 3/3




お、おお・・・



猫の手でも無いよりはましという物。
あなたにはわかる範囲で
資料の分別をお願いしたいのであります。



僅々労働。



はい。



ねぇ、シャナ。



なに?



ブルートザオガー(吸血鬼)を貸して欲しいんだ。



ブルートザオガー(吸血鬼)?
愛染自の?



うん。



貴様が使うと言うのか?



少しでも何か出来る力が欲しいんだ。



アラストール



うむ。
これより先に進むには必要な力やもしれぬ。
良かろう。



ありがとう。



刻印を打つためだけに
頂の座(いただきのくら)を送り込んできたとは
思えない。
必ず、何か別のもくろみがあるはず。






おぉ!



さて、こちらの準備は完了。
後は奴のお手並みしだいだねぇ。



ふん。
そーれよりも共鳴した各部の作動チェックに入りますよ。
ドーミノー!



はいでございます。
教授。






零時迷子に刻印か。
あー、もう、めんどくさー。



あに銀の野郎が何者で、どうやって現れ
トーチが戒禁を超えてぶち殺せるのか。
宿題は山積みだなぁ。
我が得術なる研究者、マージョリー・ドー



ほんと。
けど、ようやく見つけることが出来たんだもの。
絶対に逃がしはしないわ。






死ぬのは怖い。
けど・・・
あたしだけ同じ場所に居られないのは・・・
私もそこに居たい。
でも・・・
フィレスさんが言うとおり
坂井君やシャナちゃんと同じ場所に立つには力が要る。
でも、もしこれを使ったら、私は消えて
坂井君とシャナちゃんの二人が残る。
そんなの・・・






腕だけで振ろうとしちゃ駄目。
もっと身体全体で存在の力を意識して。



うん。

僕はもっと強くならなきゃ
いけないんだ!



まさか、このような申し出をするとはな。



うん。






わたしも・・・
私も坂井君と同じ場所に居たい。






あなたが本当にここに居たいと思っているなら
必ずこれを使う。