灼眼のシャナＳ ＯＶＡ１ 1/3
灼眼のシャナＳ ＯＶＡ１ 1/3
リシャッフル。
はぁ〜。
暑・・・
シャナ！
なに？
部屋を涼しくする自在法とか無いの？
私はクーラーじゃない。
出来ないのか。
あちぃ。
自在法って意外と不便なんだな。
くっ！
うるさい！
うるさい！
うるさい！
私はそういう細かい自在法とかは
嫌いなの！
え？！
ん！
ふん。
好き嫌いの問題じゃないと思うけど。
はぁ。
おう！
涼しい！
一つ一つ確認しながらじゃ
時間ばかりかかっちゃうな。
これも鍛錬の一つと思え。
手に取るだけでなく
存在の力を上手く周囲へ拡散させるんだ。
物によっては反応があろう。
でも、どんな物にどの程度の力を注げばいいのか
わからないのにな。
力を入れすぎて
ドカン！
と爆発する宝具があったりして。
うん。
あるかも。
え？！
ぁ！
はぁ。
ん？！
ん？！
望遠鏡かな？
ねぇ、シャナ。
・・・・（入れ替わり）
あ、なに？
え？！
え？！
え？！
は？！
まさか？！
まさか？！
まさか？！
ぁ！
は！
うわ！
うわぁ！
はぁ！
静かにして。
（声：悠二 中：シャナ）
シャナ？
（声：シャナ 中：悠二）
ぁ・・・
何をした？
坂井悠二。
え？
や、やっぱり
ぼくのせい？
いいから、何をしたか話して。
うん。
何って
さっき黒い望遠鏡みたいな筒を拾って
それを覗いただけなんだけど。
うむ。
黒い望遠鏡のような筒・・・
リシャッフルか！？
ぁ・・・
見てのとおり
覗いた者と覗かれた者の
意思状態を交換する宝具だ。
ぁ・・・
僕と・・・
シャナが・・・？
ん・・・
しかし
案ずる事はない。
再び覗けば元に戻るはずだ。
な〜んだ。
それなら・・・
ちょっと！
うわぁ！
ぁ！
どこ触るつもり？！
ば・・・
バカ悠二。
う・・・
そんな事言ってもシャナが・・・
ぁ・・・
うわ・・・
な・・・なに・・・
どこ見てたのよ！
見てない。
見てない。
うん！
うわぁぁぁ！
よせ！
や！
シャナ！
あたしの格好で変なことするからよ！
張り飛ばしたのはシャナよ。
うるさい！
うるさい！
うるさい！
なぁ
もう一度覗けば元に戻れるんだろ？
さっきまで僕が居たあたりを探せば・・・
いかん！
急ぐのだ！
余人
特にフレイムヘイズたちに
この状態にあることを知られてはならぬ！
何かまずい事でもあるの？
どういう事？
アラストール。
とにかく急ぐのだ！
おーい！
アイス買ってきたぞ！
ぁ・・・
ありゃ？
やけに暗いな。
シャナちゃんの言うとおり
どっさり買ってきたのに。
帰っちゃったのかな？
おーい！
ぁ・・・
どうしよう・・・
シャナ・・・
その顔で弱音をは吐かないで！
でも・・・
夜傘を出して。
ぇ？
悠二が座ってたあたりにあるものを
全部しまって別の場所で探す。
いいよね？
アラストール。
ぁ・・・
うむ。
気分を爆発的に高めて
望む力を出すんだ。
炎髪灼眼の姿や強さを思い描いて
それを身のうちにに満ちる力で表現して。
おーい。
どこに居るんだ？
アイス溶けちゃうぞ。
ぁ・・・
ど・・・
どれくらい吸い込めばいい？
もういい。
二人が来る。
よ。
だぁ・・・
おー。
居た、居た。
何やってんだ？
ったく。
返事くらいしろよ。
坂井。
ごめん。
聞こえなくて。
ぁ・・・
やぁ
坂井に言ったんだけど。
ぁ・・・
って、悠二が言ってた。
ね。
ねぇ、悠二。
そ、そう。
僕が言った。
二人ともどうかしたのか？
別にどうもしないよ。
あ、は、は・・・
僕、坂井悠二。
ほーんと。
何でもないから。
ぉ・・・
うるさい！
うるさい！
うるさい！
何よ。
その適当な言い方。
そっちこそ変な笑い方しただろ？
悠二はいつも
こう、笑うでしょ？
ぼくのこと
どんな風に見てるのよ！
なぁ、一体何があったんだ？
あはははは。
うむ！
あの・・・
アラストールさん？
うむ。
急用を思い出した。
帰るぞ、二人とも。
うん、そうだ。
早く帰らないと。
佐藤も田中も
またね。
という事で・・・
な・・・
またね・・・
あ！
なんて格好してるんだよ。
しょうがないだ・・・でしょ！
慣れてないんだから！
うるさい！
うるさい！
うるさい！
