灼眼のシャナ16 1/3

灼眼のシャナ16 1/3


炎髪灼眼の討ち手。




今や遠慮容赦一切無用。
神器ペルソナを。



承知。



不備なし。



完了。

開戦。



くっそー



な!
うっ!



完遂。






もう、ここまででいいわ。
後は私とアラストールがやるから。

完全無欠のフレイムヘイズを見つけてあげて。
男を残して死ぬ女の、これが最後のお願い。

さよなら。
ブィルヘルミナ、ティアマトー
今までありがとう。
あなたたちに天下無敵の幸運を。






千征令、オルゴン。
今や炎髪灼眼の討ち手は契約を成立させたのであります。



炎髪灼眼?



しかし彼女がこの世に慣れるまでの期間
その存在を隠さねばならない。
つまり、おまえを逃がすわけにはいかないのであります。



逃げるだと?
ふざけるな!



お前が戦う相手は炎髪灼眼でも私でもないのであります。



に、虹?
そんな・・・
馬鹿な・・・

貴様・・・
虹の翼、メリヒム!



これは俺の仕事かい?



あなたの誓い、大事な勝負を
なまった腕でやってもらっては困るのであります。



ふっ。
腕慣らしと言うわけか。

久しぶりだね、千征令。



なぜ・・・?



世話になるよ。
俺の虹天剣の威力を試すのに君ほどの適任は居ない。



なぜだ・・・?



さぁ、すぐに終わらせようか。



なぜ、貴様がここに居る!?






ねぇ、覚えている?
あなたと契約したときの事。
この契約は運命なんかじゃない。
私が選択したことを。






私はそれでも自分で選ぶの。
この道を。






きっ!くそー!
なんていう事だ。
どうにかしてこの場から・・・
あっ!



我、強者と仕合う。



待ってーー!
あ・・・ぎゃー・・・



いいよね?



強者よ。



来る!




見える!



見える!



力が湧いてくる。
これが・・・これがフレイムヘイズ

すごい!
これが生死をかけた戦い。



伝説の化け物といっても何か弱点はあるはず。

はぁっ!
どうだ!

もう少しで壊せる。



離れろ!



しまった!
罠!