灼眼のシャナ13 3/3

灼眼のシャナ13 3/3





ちょ、弔詞の詠み手!



ふ、ふーん。
ナイスタイミング。



戦機も熟して程よい食いごろだなぁ。
ハッハァー。




ペニィ!ペニィ!
ペニィ積もればお金持ち、っと!!



なぁんだ、憎しみ以外でも結構、戦えるじゃない。



みてぇだな。



あっ!



うぁ〜!



シャナ!



悠二!



ぁ!



あれが?



間違いない。
あれが奴らの自在法を制御する宝具。



そう、これこそクレイドルガーデン(揺りかごの園)を操る
オルゴールですのよ。
どんなに複雑な自在式でも
一度打ち込めば何度でも自動的に奏でてくれる。



身体が、消えかかって・・・



ぼくの にえとのの しゃな かえせ!



薔薇の花輪をつくろうよ、っは!



ポッケにゃ花が一杯さー、っと!



おのれ、このままでは依頼が遂行できぬ。
愛染の兄弟は?
紅蓮!?
炎髪灼眼だと?!



ご名答!



愛染兄弟もあれではもつまい。
ここは一旦ひくか。



千変シュドナイが逃げる?



はぁーっ!



あっ!



私のお兄様・・・
何でも なさって・・・
私が 許しますから・・・



はぁーーーっ!



あっ!



にえとのの・・・



はぁーっ!

ごめん。



そっちも片付いたみたいね。
あの変態兄弟の自在式に
少し細工させてもらったわ。

馬鹿みたいに存在の力を集めていたから
街を復元するには十分 間に合うはずよ。






急いで。もうすぐ封絶が解ける。



わかってる。



早く戻らないと。
シャナはどこに居たの?



私は・・・
あっ・・・

うるさい!うるさい!うるさい!
関係ない!



あ、わかったよ。
それじゃぁ。



まって、悠二。
今度の戦い、おまえはピニオンを見抜いたり
弔詞の詠み手を手伝ったりいろいろ頑張ってた。
だから・・・ご褒美あげる。



え?
こ、これって・・・まさか・・・
い、いいのかな・・・?

ぐふ!



とっておきのやつ。
おいしい!



え?

はぁ。






私だって・・・何?



と、とにかく悠二は駄目なの!



駄目じゃない。
私は好きですって坂井君に言うし
ずるいゆかりちゃんに邪魔されることも無いんだから!



ずるくなんかない!
駄目ったら駄目なの!
悠二は私の・・・!

悠二は私の・・・何?

悠二は私と居るほうが絶対にいいんだから!



そんな事 ない!
それを決めるのは坂井君よ!



悠二のこと何も知らないくせに!



これから知るもん!



無理よ!



なんで?!



無理ったら無理なの!



私、ちゃんと言ったから。



負けない、絶対に負けない!



フン!